まさに伝説。さすが任天堂の人気ゲーム。
素晴らしい体験ができました!
※前作未プレイ。動画も見てないので、前作の話やアクションがどうだったのかわからない。
目次
ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム
Switch 2023年5月12日 \7,920(税込)
アクションアドベンチャー
『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』続編が登場。
ダウンロード版
※「ニンテンドーカタログチケット」対象ソフト。
パッケージ版
特典が付いた色々なエディションがある。Amazon以外の転売になってるものも多いので注意。
※ニンテンドーストアでは、ゲーム無し「特典のみ」の販売もある。7,700円。
2023年6月1日現在、まだ予約できた。テンバイヤーからわざわざ買う必要はない。(※発売日以降の発送、「2023年8月末までにお届け」となっている。)
【発売日以降お届け】ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム Collector's Edition(ゲームカードなし)※特典のみ
感想
評価:
”ひらめき”が最高に面白い!最高に自由なゲーム!
「あれ?ここどうやって進めばいいんだろう?」
「あっ!あれを使えば行けそう!」
「行けた!やったぜ!!!」
これが全て。
ただ、だいたいの場合はこうなる。
「うーん。これとこれを使うんだろうけど、どう組み合わせればいいんだ?」
「とりあえずくっつけてみるか!」
「やっぱりアカンか…。それならこれではどうだ!?」
試行錯誤を繰り返す。苦労して解けた時は最高に気持ちいい!
なお…
「ん?なんか違う気がする。これ正攻法じゃないよな?」
「…まぁ行けたしえぇやろ!」
答えは一つじゃない。脳筋発想力(ゴリ押し)でもいいんだ。それも大きな魅力である。
ただ、微妙な点もある。
最近のゲームにしては結構不親切。
メインストーリーやサブクエスト、謎解きなどはしっかりできている。
そういう部分ではなくて、設定がほとんど変えられなかったり、操作性の悪さ、リトライ性の悪さなど。
これらが二世代くらい前のゲーム。Wiiくらいの頃はだいたいこんなもんだった。そんな古臭さがある。
あとはメインの謎解きがちょっとくどいかな。同じような事を4,5回やらされる。やっぱりマリオみたいに、3回が上限だと思う。それ以上はダレる。
ボリュームが凄すぎる、というのも贅沢な悪い点かもしれない。終わらんwww
良い点
答えは一つじゃない!
謎解きには、ちゃんと正攻法が用意されている。
それに気付ければ一番いい。それが◯の解答だ。
だが、このゲームは△の解答でも進めることが多い。むしろ✕、「そうはならんやろw」なゴリ押し解答でもクリアできている。
そういうものがSNSでたくさん公開されている。それを見るのも楽しい。(ネタバレになるので検索は自己責任で!)
例えば…
うーん、どうやって進めばいいんだろう?このフック使えそうだけど……
結果↓
なにも使わず慎重に綱渡り!これでいいんだ!クリアできればヨシッ!
この自由度がすごい!プレイヤーの数だけ無限に攻略法がある。
子供にプレイさせたいゲーム。先入観のない、頭の柔らかい子供達はどう攻略するのか。是非とも見てみたいものだ。
発想力と試行錯誤。色々な事が学べる。知育ゲームと言ってもいい。
もちろん大人も楽しめる!決して幼稚なゲームではないよ!
序盤から(だいたい)どこでも行ける
一般的なゲームだと、”ある能力を習得してから”じゃないと進めない事が多い。
目の前に宝箱や隠し要素があるのに、その段階ではどうにもできずにモヤモヤする事が割とある。
これが一般的。ほとんどがそうじゃないかな?
だが、このゲームはそれがほぼない!
最序盤のチュートリアルで、謎解きに必要な能力が全て手に入る。序盤からほぼ全ての謎解きができるのだ!(”だいたい・ほぼ”というのは、ストーリーで進めるようになる場所・サブクエスト関係が、一応あるにはある。でもそれは本当に一部。)
どこに行っても無駄足ということがない。
見える場所にはほぼ行けるし、挑戦できる謎解きは、どの段階でも全て攻略できる。
つまり、寄り道が止まらないのだ。
序盤のストーリーは、「〇〇地方でゼルダ姫を探す」となっている。だが、ほとんどのプレイヤーは「ゼルダ姫?…あぁ、そういえばそういう話だった」と、姫そっちのけで横道にそれまくっている。
むしろこれが正しい。メインだけ追ってても楽しくないと思う。
自分が思うままに進めていい。最高に自由!
※パラセール(滑空できるパラシュートみたいなアイテム)を手に入れるまでは、ストーリーを追ったほうがいい。
かなり序盤にもらえるものなので、普通はもらっていると思っていた。だが、調べてみると、これすら貰う前に寄り道を始めるプレイヤーが多いらしいw
これだけは貰ってから冒険に行こう!
絶妙なアイテム配置、便利機能の充実
これがほんとに絶妙。
例えば、何度も使うようなクラフト。毎回一つ一つ角度を合わせ、綺麗にくっつけるのめんどくさい…。
そう思い始めた時に、ブループリント解放!
おいおい、任天堂は私の心が読めるのか?なんて絶妙なタイミング…。
他には、
「ここ徒歩で登るのめんどくさいなぁ…。なにかないかな?」
「…ここに気球あるやん!」
こんな感じに「そう考えると思い、用意しておきました!」的なものが溢れている。
「これ欲しいなぁ」 → 「近くに割りとある」
まさに”おもてなし”。よく考えられている。
他
- 図鑑作り楽しい!便利!
- 仲間いっぱい!
- ゼルダ姫かわいい!
(なお、探すのは後回しである。)
悪い点
だいたいワンパン、戦闘難易度はかなり高い
これ死にゲーだった。序盤から終盤まで、だいたいワンパンで死ぬ。
✕:装備を整えて… → だいたいワンパン
✕:ハート(HP)を増やして… → だいたいワンパン
✕:寄り道しないで正規ルートへ… → やっぱりワンパン
○:戦う前に手動セーブ(戦闘中でもOK)
はい。手動セーブすることで、やられてもハート3つの状態で、セーブ時点から再開できる。
普通にザコ敵でも一撃でハート3、4つ持っていかれる。ソウルシリーズもビックリな火力。
↓これは中盤、ザコの中では強い敵ではあるが、突き一撃(通常攻撃)でコレである。
(たしかに装備は強化してなかったけどさ、10ハートはやべぇだろ…)
ただ、色々と対策は用意されている。
薬で能力向上、ギリ耐えたら食事で回復、地の利・ギミック利用、遠距離攻撃で完封、弱点突いて完封、などなど。
だから戦闘も謎解きというのかな。頭を使って戦え、ということだと思う。
敵を見たら動かなくなるまで攻撃ボタン連打!脳筋おじさんには厳しい戦いだった…。
リトライ性が悪いというのもある。これさえ良ければ星5評価だった。
ロードが長い。すごく長い。
やられてからリトライ押せるようになるまで約5秒、そこからロード終わるまで約10~20秒。
そして、ボス戦やサブのイベント戦などでやられたら、戦う前のイベント会話からもう一回(ムービーはスキップ可だが、会話はスキップ不可…)とかね。何回見せられるのか…。
まぁ最悪の場合、戦闘中でも回復できるので、料理食べまくりのゴリ押しで全て解決できる。
ただなぁ、この難易度だと小さい子供は投げそう…。
戦闘イージーモードが欲しかった。リトライ繰り返すのはテンポが悪すぎる。
操作性が悪い、設定カスタマイズほぼできない
- 決定がAボタン(○ボタン)で変えられない
- ダッシュがBボタン(X)、ジャンプがXボタン(△)で押しづらい(ダッシュジャンプ難しいよ…)
- 写真保存しないと図鑑に登録できない
- 敵をロックオンできない(ZL押しっぱなしの盾構え中のみロックできる)
- 仲間のスキルを使用するには、いちいち話しかけないといけない
などなど、操作性が良いとは言えない。
できることが多いから、ある程度は仕方ないとは思う。でも、もう少しやりようがあったと思う。
設定変更がほぼできないのも、最近のゲームではありえない。
ジャンプとダッシュボタン入れ替え、視点操作の上下・左右の反転くらい。他は固定。↓この画像に写っているものしかない。
感想でも書いたように、これは古いシステムだと感じた。なんとかアプデで調整されないかな…。
ストーリー&メインの謎解き、ちょっとくどい…
メインストーリー少しくどいかな…。
ほぼ同じムービーを何回も見せられる。スキップすれば良いんだけど、少し違う部分あるから一応見てしまう。
薄めなストーリーを、さらに薄めている印象。
メインの謎解きも長い。同じようなギミックを4つ、5つくらい解除しないといけない。くどいよ…。
それに難しい。
他のゲームでは、レアアイテムがありそうな、隠し要素的な難しめのパズルがメインルートに含まれている。
メインはもう少し軽くして、サブをこのくらい重いものにすればと思った。
ここまでやられると、水増しのように感じられる。
他の補足
ボリューム、クリア時間
ボリューム凄まじい。とんでもない時間遊べるモンスターゲーム。
メインストーリーだけ追えば、20時間くらいでいけるかもしれないが、このゲームで寄り道をしないのは無理。
かなり寄り道してからクリアしたつもりだが、チャレンジ数を見ると4分の1くらいしかやってなかった。マップの達成率は36.35%。
それでスマホアプリで確認すると、90時間以上となっていた。
クリア後
周回要素はない。
ラスボス直前のセーブから再開となる。ラスボス戦で消耗した装備、アイテムなどは使ってない状態に戻る。
ラスボスの図鑑写真だけは保存されていた。残るのはそれくらいじゃないかな?
あとはクリア済みのセーブデータに☆マークが付く。
マップに達成率が表示される。
クエスト(チャレンジ)にも数(”クリア 2/10”のような感じ)が表示されるので、後どれくらいあるのかわかりやすい。
とりあえずクリアしておけば、その表示のおかげで気分的に楽かな。
やり込み要素が凄まじい
コログ集め900箇所、祠150以上と、これだけでもヤバイのがわかると思う。
リンクの腰につけてるコレ。バッテリーの数を最大強化に必要なゾナニウムの数を考えたんだ。
初期が1電池(3メモリ)だから、見た目的に残り7電池(21メモリ)付けられそう。
1メモリ増やすのにゾナウエネルギーが100必要。これはゾナニウムに換算すると300個。
つまり、21メモリ増やすには、6,300個のゾナニウムが必要。(ゾナニウムは地下の敵倒すと1つドロップ、地下にある1鉱石から2,3個)
やばすぎるでしょ…。
だが、恐ろしいのはここからだった。
クリア後、調べてみた。
実は、バッテリーの上限は16電池(48メモリ)らしい。↑画像は罠で、見た目の2倍の量が持てるようだ。
つまり、45メモリ拡張可能で、必要なゾナニウムは13,500個。
ちなみに↑画像は、私がクリア時のバッテリー数だ。(12メモリ、3,600ゾナニウム鉱石分)
ちょうど4分の1。まだ4倍遊べるね!(白目)
もちろんやり込みはこれだけではない…。
これはそこそこのゲーマーでも、100%やり込むには半年くらいかかるんじゃないか?
ホントに凄いわ…。
ちょっとやり込んでみた
はい。そういうことだ。
任天堂が細部まで作り込んでいるか、しっかりと確認しなければならない!
なるほどな…。いい仕事だ。
あとがき
面白かった!そりゃ前作があんなに人気になるわけだ。
やっぱり前作やっておくべきだった。ストーリーで「お、リンク久しぶり!」て言われても、「誰、おまえ?」な事ばかり。
前作からの成長・変化がわからないから、楽しみがかなり減っていたかも。
もし今からプレイするなら、ブレスオブザワイルドからやったほうがいいと、強くオススメしたい。
両方ガッツリやるとなると、1年以上かかるかもしれんなw
ホントに恐ろしいほど、すごいゲーム。
なんどかギリギリ、ディアブロ4までに終わった!
次はハクスラ!あっちは頭使わなくて良さそうだなw
ティアキンで頭使った分、D4では頭からっぽで楽に遊んでこよう。
SkyrimMOD紹介はかなり遅れるかも…。
新作遊びたいんだ!しょうがないよね!