うーん、良くも悪くもロックスターのゲームです。
最近のオープンワールドアクションとは考えないほうがいい。
※10時間程プレイした感想になります。
リアルな西部劇体験。綺麗になったレッド・デッド・リデンプション。作り込みはハンパない。しかし、良くも悪くもRDR。ゲームとしては面倒な部分が多い。
やってみた
最初のチュートリアルステージは2時間ちょいくらいで中々長め。ウェスタンは雪のイメージないからビックリでした。
相変わらず×連打でダッシュ。これは設定で長押しに変更できるがオススメはしない。長押しにすると勢い良すぎてドア蹴破り、体当たりしまくるようになった。おとなしく連打しかない。
挙動はGTAⅤ、前作RDRと同じように感じる。特に良くなっていない。よく言えばリアル、悪く言えばモッサリ。
馬では×2回長押しで前方の味方と同じ速度で走る、R1ボタン2回押しで後方に下がる、と色々できることは増えている。が、同じ速度で走るだけで追従はしない。片手操作でボケーっとしてたらコースアウトしてはぐれた。
シネマティック視点という映画のような視点にすることで追従はしてくれる。しかし、視点変更ボタンと同じタッチパッド。いちいち視点が変わってしまう。
視点といえば、今作は最初から一人称視点が付いている。最初から戦闘、馬全てこの視点でプレイできる。揺れて酔いやすい為、設定で振動を調整したほうがいい。
前作ファンには嬉しい!前作主人公のジョン・マーストンも登場。しかもかなり絡んでくるメインキャラ。ダッチのギャング団として今作主人公アーサー達と共に行動する。
チュートリアルではオオカミに襲われたジョンを救出するミッションになっている。これは前作にも話がでていたような気がする。ちょっと嬉しい。後々奥さんアビゲイル、息子ジャックとの絡みもある。
ダッチさんもカッコエェ。前作・・・
前作のキャラはけっこう出てくる。脳天に弾丸をぶち込みたいヤツらばかりだがな...
戦闘の難易度はまぁまぁ。ちょっとしたことで死ぬ。馬が微妙な坂に引っかかってこけたら死んだ。
死んでもすぐ直前から復活できるから安心。ロード時間もかなり短くてストレスはない。少しお金が減るくらい。
デッドアイは前作とほぼ同じ。いっぱい使えるようになった気はする。回復アイテムもあるのでガンガン使える。
服の種類は多い。最初からいくつか持っているし、街で買えるものも多い。通常用と冬用を持っていないといけない。馬でどちらかに着替えることができる。
着替えと同じように帽子も馬で被れる。ちょっと戦闘しただけですぶなくなるので頻繁にお世話になるだろう・・・。
そしておヒゲと髪型。これは日数を進めると自然に伸びる。その為定期的に整えなければならない。リアルだけどゲームに必要だろうか。短くすることはできるが、伸ばすことはできない。リアルだから...
細かい作り込みが半端ない。例えば本やお店のカタログはすごいこだわり。じっくりと世界観に浸るものいいだろう。
サブ要素も豊富。マップに載っていないことがけっこうあって探索が楽しい。例えば通りかかった道に足が落ちてた。その足から続く血痕を辿ると・・・
殺人鬼の手がかりとなる地図の断片。そしてあの足は誰のものなんだ・・・。
ボリュームは満足できること間違いないでしょう。一ヶ月後のオンラインもあるし、かなり長く遊べることはたしかです。
忘れてはいけない!グラフィックは本当に凄まじい。他とはケタ違いのリアルさ。
まるで映画のワンシーン!シビレる!!
しかし、ゲームとしてめんどうな点がかなり多い。
まず、敵からアイテム奪い、動物の皮剥ぎなどスキップできない動作が多くテンポがすごく悪い。
次に射撃はL2で構えてR2で撃つ、その後もう一回R2で撃鉄(ボルトアクション)操作をしないと撃てない。それかL2を一旦離せばいいが・・・。このリアルさは必要なのだろうか?連射ができなくて面倒に思える。
戦闘関係では両手銃装備がよく外れる。この条件がよくわからない。たまに馬に乗った時に装備解除になる。ミッション関係でそういう仕様か、不具合なのかわからん。なので馬から降りた時は装備の確認をしたほうがいい。いざ銃撃戦になったとき丸腰では話にならん。
ファストトラベルが一応ある。しかし、拠点から行ったことがある街への一方通行。街から拠点への移動は無い(後からできるようになるかも??)。馬での移動は必須。街と街へは一応列車、馬車で移動できる。
※もう少し進めるとボートが使えるようになりました。これで川沿いの街なら拠点に戻れるかも。
だが、ミッションで愛馬じゃなく、馬車などの別の手段を使って移動することがある。そのミッション終了後、近くに馬がなく徒歩ということがよくある。これを回避するには、移動時に口笛吹いて愛馬を追従モードにしてから一緒に移動するといい。よく忘れて置き去りになることがしばしば・・・。
後はマップを開いたり、アイテム確認が少し手間なのも気になる。新アイテム取得時にオプションボタンで詳細確認できるのはありがたい。しかし、確認画面から戻る為には5ページくらい戻らないといけない。一応○長押しで一気に戻れるが、それでもテンポが悪い。マップを開くにはオプションボタン→マップの2回操作、閉じるにも2回操作が必要。
マップはAndroid、iOSアプリが26日に配信されるらしい。手元のスマホ・タブレットでマップ操作や日記を読むなどできるとのこと。これが必須アプリになるでしょう。
あとがき
このゲームはミッションをガンガン進めていくプレイヤーには不向き。じっくりとリアルなウェスタンのなかで生活しながら、たまにミッションがいいでしょう。
グラフィック、ボリューム、作り込みは圧倒的にすごいが、ゲーム性はRDR・GTAとまったく進化していない。
もう少し遊びやすくなってるかと思ってました。そこは残念でしたが、ウェスタンの空気、映画のようなカッコよさを存分に味わうことができます。
おまけ
お風呂サービスショット