久しぶりにじっくりプレイしました!
クリアするのが惜しかった。もっと長くこの世界に居たい。そんな神ゲー。
これは日本を舞台にした最高のゲーム。いや、最高の”時代劇”だ!
目次
デジタルデラックスを強くオススメする。PS4テーマは素晴らしいし、付属のミニアートブック、50分近くあるディレクターインタビューは是非見ていただきたい。
総合
オープンワールド時代劇!世界観が美しすぎる。わび、さび、独特の日本文化が表現されている。戦闘の緊張感も最高。だが、会話がスキップできないなどの問題も少しある。
総合評価:
良い点
時代劇
まさに時代劇。黒澤明監督に影響を受けまくっているどころか、モノクロの「黒澤モード」まである。
開発は海外なのに日本人以上に時代劇を分かっている。開発の人全員日本国籍上げてもいい。そう思うほどに”和”。
何度も言うが時代劇だ。敵の倒れ方とかまさにそれ。斬られてから少し経ってから倒れる。理想の「や、やられたぁ・・・」をやってくれる。
ストーリーも概ね時代劇。女、子供容赦なく殺されるなど全体的に残酷ではある。そんな絶対悪だからこそ、侍の誉れを捨て冥人になれる。
海外が作っていても日本語訳完璧。いや、翻訳だけじゃなく語り口も完全に時代劇。琵琶法師が伝承を語り聞かせてくれる場面は本当にそう思った。
海外でも日本語音声、自国語字幕ができるからこだわってるのかも。
じっくりとこのゲームを味わってほしい。メインだけサッと進めるのは味気ないかな。浮世草(サブクエスト)をやりつつ、ゆっくり景色を楽しむ余裕あるプレイがベスト。
ストーリー進めると浮世草ができなくなるものがある?という噂もある。
美しい映像
美しい世界。中には実写かと思うほどの画像も見かける。
没入感が凄まじい。まず画面上にマーカーや体力などほとんどが表示されない。
目的地は風の流れで確認、狐や鳥が導いてくれる。たしかにマーカーの方がわかりやすい。だが、風情ある表現というか、美しい景観を邪魔しない作りが実に味がある。
簡単にフォトモードにできるのも魅力。一部のムービー以外、十字キー右でフォトモードになる。カメラの設定で流れるような演出ができる。
フォトモードおもしれぇ!カメラ設定で簡単なアニメーション作れる!使いこなしたみんなの動画が楽しみだぜ! #ゴーストオブツシマ #GhostOfTsushima #PS4sharehttps://t.co/w6vNRsctu0 pic.twitter.com/TjqfjSF0t2
— ぷれ (@getama_pure) July 17, 2020
エフェクト追加、風の強さの変更などなど。フォトモードやり始めると時間がいくらあっても足りない。もしかすると戦闘よりも長い時間撮影していたかもしれない。
ゲームさんぽとかで、プロの写真家の方がプレイするとどうなるのだろう?非常に気になる。
ネタバレになりそうだから画像は控えるが、最後の場面はまさに圧巻だった。是非自分の目で確かめてほしい。
わび、さび
↑の時代劇と同じ部分もあるが、本当に上手く”和”が表現されている。
特に驚いたのが、和歌を詠む場面。
心情をこの美しい景色になぞらえて詠む。
出来申した!
・・・
まぁ、歌の出来はともかくとして、この雰囲気を海外の人が作った事に驚いた。
そして歌を詠みたくなる気持ちがはじめて理解できた。美しい景色を見ながら、ゆっくり心を落ち着けて物思いにふける。そりゃ歌いますわ。
学校の授業では全く興味を持てなかったが、これで和歌の事をもっと知りたくなりました。
今、忙しいこの世の中で必要なのは、こういう心かもしれんな・・・。
戦闘楽しい!侍か、冥人か...
戦闘がすごく楽しい!
オープンワールドゲーは作業感がでてくるものだが、このツシマは中々飽きない!
難易度は高い。いや、そう難しくはないのだが、ちょっとしたミスですぐに死ぬ。そんな緊張感のある絶妙な難易度。
最初は苦戦する盾持ち、槍の敵も「型」を変えたり、技を覚えると格段に楽に、面白くなる。
パリィ、受け流しも割と判定甘くてやりやすい。この押し引きが絶妙で奥が深い。
そんな正面から侍らしく誉れある戦い方もいい!
だが、蒙古はそんなに甘くない。時には道具を使ったり、汚い手を使う必要も出てくる。
誉れを捨て、冥人(くろうど)の戦い方もある。
闇討はもちろん、道具を使った爆殺など何でも有り。
手段を選ばなければ蒙古など恐るるに足りん。
話の上でどうしても闇討しないといけない場面もあるが、基本的にどの戦法を取るか自由。己の道を進め!
読み込み音速
ロード時間が凄まじく早い。オープンワールドでこの早さは未だかつてない。それほどに早い。
例えばゲームを始める時。だいたい最初のロードで時間がかかるものだが、これはほぼ読み込み時間なく始まる。
ファストトラベルも他ゲーならスマホ見たり、ちょっと休憩のそんな時間は無い。スマホ触る暇もなく始まっている。
読み込み中のTips読めません。いや、読ませる為にあえてロード時間を作ってるという噂もある。
よく死ぬが一瞬でリトライできるのでストレス無し。ほんとにビックリするくらい速い。
一番ビックリしたのは手動セーブ。”保存中”とか一瞬もでないからねw瞬きする間もなく保存される。
悪い点
会話、ムービースキップできない
これがこのゲーム一番残念な点。何気ないものを含めて、全ての会話・ムービーはスキップできない。
全てフルボイスできっちり最後まで聞かないといけない。
初見の一周目はこれで問題ないが、もう一回やりたいなぁと思った時にこれは厳しい。
これも”時代劇”と考えればいいのだが、ゲームとしては飛ばせる機能が欲しかった。
これさえ出来れば星5、神ゲーの中の神ゲーだった。アプデで追加されることを期待する。
ロックオンできない
ロックオン機能がない。スムーズに攻撃したい敵を狙うことはできるが、カメラは自分で操作しないと動かない。
攻撃が□・△ボタン、回避○ボタンということもあって、戦闘中頻繁にカメラを動かすのは難しい。
死角からの攻撃はどうしても出てくる。
だが、長くプレイしていると、なんとなく攻撃のタイミングがわかる。見えなくても雰囲気で掴める(気がする)。
キツイのは序盤だけで、別に無くてもいいかもしれない。カメラワークも時代劇風に見せたいのかも。設定で自動カメラ追尾のようなものは欲しかったかな。
他
分岐
途中の分岐は多分無い。最後だけ選択肢がある。どちらを選んでも最後の会話が少し変化するだけだと思う。手に入る装備の色が違ったかも。
セーブデータを残して両方見てもいい。
選択は、己が決めろ!
分岐とは少し違うが、プレイスタイルによって天候が変わるらしい。冥人の戦い方だとNPCの反応も悪くなるとか。特に問題はないが、そういうのも気にしてみるといいかもしれない。
クリア後
クリア後も引き続き蒙古と戦える。↑分岐によって装備の色が違うくらい。
まだ全部やり尽くしてないので何とも言えない。もしかしたら隠し要素ある・・・?
強くてニューゲームはない。だが、ソニー販売のゲームは割とアプデで追加される印象がある。そのうち追加されるかも?
対馬市×Ghost of Tsusimaコラボ
対馬市とゲームの特設コラボページがある。
対馬の歴史、舞台となった元寇の歴史の説明がある。
最初の舞台となった小茂田浜や金田城の今の画像など。
私が一番興味を持ったのはやっぱり郷土料理!おそば好きなんだよね。原種に近いと言われる「対州そば」は食べてみたい!新鮮なお魚も魅力的!おさしみ・・・ワハハ!酒じゃぁぁぁ!!
もう少し落ち着いたら行ってみたいな!
他画像
あとがき
神ゲー!久しぶりに時代劇を見た!こういうのでいいんだよ!
期待していたが、その期待を大きく超えた神ゲー!日本人で良かった!!
これは是非プレイして欲しい!
日本人には間違いなく受ける!海外でもかなり話題みたいね。ラスアスみたいにたまに変なの湧いてるみたいだけど。
散歩するだけでも本当に楽しかった。
強いて言えばもっとフォトモードに機能があれば・・・。これでも充実しているほうだけど、出来ればポーズなど遊び要素あればもっともっと楽しめる!
あれ?そういえばさ、元寇って2回攻められたよね?開発の「Sucker Punch」さん!元寇もう一回来たよね!?
アプデ、DLC、続編を強く期待している。inFamousの続編も信じているぞ!