聖剣の祭壇のある教会の中へ。
剣の試練が行われていた。
剣をぬこうとする人達。その祭壇になぜか女の子が寝ていた。
周りの人にはみえていない。どうやら天族らしい。彼女が噂の湖の乙女か。
彼女と話さなければ剣はぬけないのだろう。・・・普通の人間にはどうやっても抜けないわけだ。
そこでアリーシャを見つけた。聖剣祭最後の祭事『淨炎入灯』(じょうえんにゅうとう)が行われていた。
祭壇に炎をたいて、もう少しで終わりということころで、祭りの観客の一人が声を荒げる。
「祈りが何だ!それで仕事が戻ってくるのか!」
周りもそれに便乗し、暴動がおきる!
出来すぎている・・・。この暴動はアリーシャ姫をよく思わない者によって、仕組まれていたもののようだ。
おそらくは大臣の仕業・・・。
アリーシャを案じて暴動の前にでるスレイ。
だが、観客の一人のようすがかわり・・・・なんと、憑魔になった!?
人の邪心が穢れを生み、穢れが憑魔を生む・・・・。
憑魔は自ら祭壇の炎のに突っ込んだ!すると、周りに炎がとびちる。普通の炎だけじゃない。穢れの炎まで燃え移る。
ミクリオは火をなんとか消そうとする。普通の火は消せても黒い穢れの炎はどうにもできない。
どんどん、憑魔も湧いてくる・・・。スレイは湖の乙女に助けを求めた。
しかし、乙女は浄化の力はもっていない。剣を引き抜いた者だけが使える力だという。
スレイは咄嗟に剣を抜こうとする、が、乙女に引き止められる。
剣を抜くということは、湖の巫女の『器』になるということ。そして宿命を背負うということ。
超人的な能力を得る代償に、人に疎まれ、心を打ちのめされることもあるだろう。
苦渋の決断を迫られることも・・・・。それは想像を越えた孤独な戦い。
これが導師の宿命。これを受け入れることができるのか。
そこ選択に、スレイは答える。
「世界中の遺跡を見て回りたい。古代の歴史には、人と天族が幸せに暮らす知識が眠っていると信じている。
オレの伝説の時代みたいに、人と天族が幸せに暮らす方法をみつけること!
憑魔を浄化することで、人と天族を救えるのなら・・・・
オレは『導師』になる!!」
スレイは剣を引き抜いた!体が光につつまれる!
スレイが器になることで、湖の乙女『ライラ』も浄化の力がつかえるようになる。
スレイと協力をして、周りの憑魔を退治した!
憑魔化した人は元に戻った。
ここに新たな導師が出現した。
騒ぎを聞きつけたバルトロ大臣が現れる。
導師によって思惑通りにいかなかった大臣は、早々に立ち去った。
暴動も収束したので、ライラは器、スレイの内へ入った。
だが、ライラが内に入ったせいで、三日三晩は高熱で寝込んでしまうらしい。
スレイは倒れた。アリーシャの膝枕に......